強い歯科医院になるために、まず戦略とマーケティングを決定して、競争に勝てるレベルの診療モデルをつくることが必要です。戦略とは、医院を際立たせるための方法論のことで、誰に何をどのように提供するのか考えることです。
日本経済が右肩上がりの時代は、歯科市場も同様に拡大していたので、戦略を意識しなくても経営を成長軌道にのせることができました。しかし、歯科市場が成熟期に入り、競争が激化しててくると、今までと同じやり方や考え方では生き残ることが難しくなってきました。そこで、競争相手と差別化し、優位性を構築する為の戦略が必要となってきたのです。
マーケティングの目的は、戦略に基づいて、新規患者を費用対効果的に獲得し、その獲得した患者さんを維持して医院のファンにしていくプロセスをつくるということです。利益を生み出す源泉は、歯科医院にとっての顧客である患者さんです。患者さんがいなければ、あるいは患者さんからの支持がなければ、利益を生み出すことは出来ないのです。
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